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ご挨拶

都市で⽣活をする市⺠、経済活動を⾏う企業・団体、⽂化的活動をおこなう学校・団体、 それらを計画・執⾏する⾏政団体にとって、都市の発展、⽣活の豊かさの進展にともない、 都市に求められる機能は変化してきています。もはや経済的豊かさだけを追求するのでは なく、持続可能な発展のための SDGs(Sustainable Development Goals)が策定されるなど、 その規範も変わりつつあります。また、超⾼速計算、ネットワーク・クラウド、IoT(Internet of Things)、それらに⽴脚する⼈⼯知能やサイバー・フィジカルシステムの発展など、科学 技術の進歩により、都市のデザインについても従来までの都市計画・エリアマネジメント⼿ 法を拡張できる素地ができてきているといえます。 アーバンデザインセンター神⼾ 078(UDC078)は、従来の都市・市⺠⼯学だけではなく、むしろシステム情報学を基礎学理とするシステムズ・アプローチを⽤いて神⼾市をはじめとする都市⽣活をデザインすることを⽬指しています。空間としての都市そのもの(ハード)と、⽇々都市で⽣活する⼈々(ソフト)の間の時間的・空間的相互作⽤を陽に考慮し、 相互作⽤の媒介となるべきシステム情報により。ソフト・ハード,サイバー・フィジカル両 ⾯を含んだ都市⽣活デザインの新しい⽅法論を構築します。都市で活動する各主体の満⾜度、市⺠個々⼈においては⾃⼰実現可能であると実感できる都市であること、それと同時に 経済的・組織的に持続可能な都市とすることを追究します。 都市⽣活をおくる主体の多様性こそが都市⽣活の豊かさをうみだす源であると考えられ ます。未来の都市⽣活のデザイン過程に参加しながら、あたらしい都市⽣活デザインの⽅法論構築にぜひとも積極的に参加頂き、あらたな気づきを得て、⾃⾝の都市⽣活を顧みてあたらしい⼀歩を踏み出していただく⼀助となれば幸いです。

 

アーバンデザインセンター神戸(UDC078)

センター長 藤井信忠

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